ホーム ニュース ニュースフォルダ HΦ ver1.0公開 (2016.04.05)

HΦ ver1.0公開 (2016.04.05)

HΦは並列計算機に対応した数値厳密対角化法による有効模型ソルバーパッケージ。 広汎な多体量子系の有効模型(多軌道ハバード模型、ハイゼンベルグ模型、近藤格子模型など)の 基底状態及び低励起状態の波動関数を並列計算によって求める。 ランチョス法による基底状態計算、熱的純粋量子状態を利用した比熱・帯磁率の温度依存性計算が可能です。

アプリの歴史

量子格子模型の数値厳密対角化法は、量子多体問題、とくに強相関電子系の数値的研究を行う際の最も基本的な手法です。西森秀稔教授(東京工業大学)が開発された先駆的な量子スピン模型に対する数値対角化パッケージTITPACKは、その公開以来、20年以上にわたって幅広いユーザーに利用されてきました。HΦは、TITPACKに代わる並列計算機対応数値対角化パッケージを目指して開発されました。遍歴電子系を含む幅広い量子格子模型に柔軟に適用でき、なおかつ高並列に対応するアプリケーションです。

アプリの魅力

ハバード模型やハイゼンベルグ模型などを含む様々な量子格子模型に対して、ランチョス法に基づく基底状態あるいは有限温度物理量計算が行えます。模型の選択は非常に柔軟に行え、電子生成消滅演算子で書けるあらゆる1体項と2体相互作用をユーザーは指定することができます。

アプリの将来性・応用可能性

ver02から分散メモリ型ハイブリッド並列化版に対応したコードがリリースされました。また、2016年度中に、動的構造因子などの励起スペクトル計算を実装する予定です。将来的には、他の動的平均場理論などの数値手法に対するソルバールーチンとしての利用を推進していきたいと考えています。

開発者の夢

物性物理学分野のコミュニティーコードとして、実験研究者の皆様を含む幅広いユーザーのお役に立ち、実験データと理論研究を相互に緊密に結びつけるアプリに育てていくことが我々の目標です。

URL

ダウンロードを含むHΦについてのより詳しい情報は以下のページにあります。

http://ma.cms-initiative.jp/ja/index/ja/listapps/hphi

 

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