第7回材料系ワークショップ 〜第一原理計算と実験のデータ同化による材料開発手法〜(2019.2.8、秋葉原UDX)(2018 12/28)
スーパーコンピュータや計算科学アルゴリズムの進化により、物質・材料に対するより精密な数値シミュレーションが可能になりました。第一原理計算はそのシミュレーションの重要な計算手法の一つです。
本ワークショップでは、これまでにも企業や研究機関などの材料系分野の研究・開発者の方にシミュレーションの有効性を知って頂くことを目的に、材料系アプリケーションの使い方や研究活用事例、大規模シミュレーションを行うためのノウハウ、チューニング手法などの話題を取り上げています。そして、これから材料系アプリケーションを使用してみたいという方から、大規模シミュレーションを検討されている方まで幅広く、利用者に有益となるような情報提供を行っています。
近年、シミュレーションや実験によって、大量のデータの収集が可能になりましたが、その活用方法はまだ発展途上です。特に、材料系のシミュレーションにおいては、ポスト「京」に向けて、様々な物質の網羅的な計算が可能になり、そのデータの蓄積は加速していくと考えられます。今回は、そのデータの活用例として、数値シミュレーションに実測データを取り込むデータ同化に着目し、第一原理計算と実験の融合による新たな手法も紹介します。