2019 - FRI

02/08

10:00 ~ 17:30

第7回材料系ワークショップ〜第一原理計算と実験のデータ同化による材料開発手法〜

秋葉原UDX 4階 NEXT-1

開催趣旨

スーパーコンピュータや計算科学アルゴリズムの進化により、物質・材料に対するより精密な数値シミュレーションが可能になりました。第一原理計算はそのシミュレーションの重要な計算手法の一つです。
本ワークショップでは、これまでにも企業や研究機関などの材料系分野の研究・開発者の方にシミュレーションの有効性を知って頂くことを目的に、材料系アプリケーションの使い方や研究活用事例、大規模シミュレーションを行うためのノウハウ、チューニング手法などの話題を取り上げています。そして、これから材料系アプリケーションを使用してみたいという方から、大規模シミュレーションを検討されている方まで幅広く、利用者に有益となるような情報提供を行っています。
近年、シミュレーションや実験によって、大量のデータの収集が可能になりましたが、その活用方法はまだ発展途上です。特に、材料系のシミュレーションにおいては、ポスト「京」に向けて、様々な物質の網羅的な計算が可能になり、そのデータの蓄積は加速していくと考えられます。今回は、そのデータの活用例として、数値シミュレーションに実測データを取り込むデータ同化に着目し、第一原理計算と実験の融合による新たな手法も紹介します。
具体的には、
• 第一原理計算アプリケーション(Quantum ESPRESSO, OpenMX, SMASHなど)の事例紹介
• データ同化の手法と事例紹介
• 機械学習を用いた計算手法
• ポスト「京」へ向けた取り組み
• HPCIの課題申請、利用支援、アプリケーションに関する支援の紹介
• 材料シミュレーションのより良い利用環境を構築するために、情報交換、意見交換を行うパネルディスカッション
などのプログラム構成になっています。
同時に、企業や研究機関において、「京」を中核としたHPCIシステムをご利用頂くための申請手続きや支援サービスなどについての利用相談を行いますので、遠慮なくお申し出ください。

開催要項

会場:
秋葉原UDX 4階 NEXT-1
日時:
2019年2月8日 (金) 10:00 ~ 17:30
定員:
120人
参加費用:
無料
会場定員の都合もあり、事前申込をお願いいたします。
2019年2月5日(火) 17:00 *定員になり次第締め切ります。
参加申込人数が定員に達したため、参加申込の受付を終了しました。
多数のお申し込みありがとうございました。

参加申し込み

申し込みは終了しました。

プログラム

司会:宮内 敦(高度情報科学技術研究機構)

10:00-10:05 開会挨拶
草間 義紀(高度情報科学技術研究機構)
10:05-10:35 材料系アプリケーションとその利用について
吉澤 香奈子(高度情報科学技術研究機構)
10:35-11:10 OpenMXに基づく電気化学界面系のシミュレーションおよび解析
大脇 創(株式会社日産アーク)
11:10-11:30 「京」からポスト「京」へ
奥田 基(高度情報科学技術研究機構)
11:30-12:30 <ランチタイム>
12:30-13:05 大規模並列量子化学計算プログラムSMASHの開発と応用計算
石村 和也(分子科学研究所)
13:05-13:40 「自己学習モンテカルロ法:機械学習を用いたモンテカルロ法の高速化
永井 佑紀(日本原子力研究開発機構)
13:40-14:15 第一原理計算と実験のデータ同化による結晶構造予測
藤堂 眞治(東京大学)
14:15-14:35 <休憩>
14:35-15:10 フェーズフィールド法に基づくデータ同化研究の最前線>
長尾 大道(東京大学地震研究所)
15:10-15:45 材料データプラットフォームの構築:材料計測データの高効率収集と自動可読化
吉川 英樹(物質・材料研究機構)
15:45-15:55 <休憩>
「計算と実験のデータ同化で何かできるのか」
15:55-17:00 パネルディスカッション
モデレータ:古宇田 光(東京大学物性研究所)
パネリスト:藤堂 眞治(東京大学) / 茂本 勇(東レ株式会社, 産応協) / 長尾 大道(東京大学地震研究所) / 吉川 英樹(物質・材料研究機構)
17:00-17:30 HPCI・アプリケーション利用相談、情報交換(希望者のみ)

HPCI・アプリケーション利用のための利用相談は、個別にいつでも(10:00~17:30)対応していますので、ご希望の方は当日お申し出ください。

*プログラムは予告なく変更する場合があります。

主催

主催:
一般財団法人 高度情報科学技術研究機構

共催/協賛

共催:
スーパーコンピューティング技術産業応用協議会(産応協/ICSCP)
ポスト「京」重点課題(5)「エネルギーの高効率な創出、変換・貯蔵、利用の新規基盤技術の開発」
ポスト「京」重点課題(6)「革新的クリーンエネルギーシステムの実用化」
ポスト「京」重点課題(7)「次世代の産業を支える新機能デバイス・高性能材料の創成」

協賛:
TIAかけはし
計算物質科学人材育成コンソーシアム(PCoMS/ISSP)
情報統合型物質・材料開発イニシアティブ(MI2I)
日本材料学会
元素戦略プロジェクト<研究拠点形成型>

お問い合わせ

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高度情報科学技術研究機構 ワークショップ担当
hpci-workshop[-at-]hpci-office.jp ([-at-]は@にしてください。)