2020 - FRI
02/21
13:00 ~ 17:00
CCMS/NIMSハンズオン: CASINO講習会 (TIA“かけはし”連携講座)
東京大学柏の葉キャンパス駅前サテライト205号室
開催趣旨
量子モンテカルロ法電子状態計算、特に量子拡散モンテカルロ法は、多体波動関数を変分原理に従って取り扱う直接的な数値計算手法で、電子相関(相互作用による多体波動関数の歪を通じた高次効果)を精細に記述するのに適した手法です。多体電子論における基礎的課題に対する強力なツールとして活用されると同時に、実用/応用上は、密度汎関数法における交換相関汎関数依存で予見に齟齬が生じるような問題群に対する較正手法としても有用な手法になっています。CASINOは、当該手法の実装として最も扱いやすく整備されたパッケージの一つです。今回の講習会では、このCASINOの使用方法を実習を通じて説明します。
[講師]
前園涼(北陸先端科学技術大学院大学・情報科学系・教授)
中野晃佑(北陸先端科学技術大学院大学・情報科学系・助教)
ゲンキ・プラヨゴ(前園グループ・博士後期課程)
内村慶舟(前園グループ・博士後期課程)
開催要項
- 会場:
- 東京大学柏の葉キャンパス駅前サテライト205号室
- 住所:
- 〒277-0871 千葉県柏市若柴元堂178-3
- 日時:
- 2020年2月21日 (金) 13:00 ~ 17:00
- 募集人数:
- 10人
参加申し込み
申し込みは終了しました。
対象者
・ 量子拡散モンテカルロ法電子状態計算に興味のある方
・ UNIXでのファイル操作、編集、コマンドの実行などに慣れていることが望ましい
・ 並列計算、プログラミングの経験は問いません
プログラム
(内容は予告なく変更する場合がございます。)
13:00 | ~ | 13:30 | CASINOの概要 (プログラムとインストール、アルゴリズムの解説) |
---|---|---|---|
13:30 | ~ | 14:00 | MateriAppsLIVE!を使用した実演 |
14:00 | ~ | 14:30 | 試行関数の準備 |
14:30 | ~ | 15:00 | 変分最適化 |
15:00 | ~ | 15:15 | 休憩 |
15:15 | ~ | 15:45 | 虚時間発展計算 |
15:45 | ~ | 16:15 | ポスト処理01(リブロッキング/ステップエラー補正) |
16:15 | ~ | 16:45 | ポスト処理02(有限サイズ誤差) |
16:45 | ~ | 17:00 | 今後の将来展望(励起状態/フォース/擬ポテンシャルなど) |
事前準備
講習会までに、以下のCASINO公式サイトでユーザー登録が必要です。
主催
北陸先端科学技術大学院大学・情報科学系・前園グループ
共催/協賛
東京大学物性研究所計算物質科学研究センター(ISSP-CCMS)
TIA連携プログラム探索推進事業「かけはし」
お問い合わせ
東京大学物性研究所計算物質科学研究センター(CCMS)
〒277-8581 千葉県柏市柏の葉 5-1-5
TEL 04(7136)3279 / FAX 04(7136)3441
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