2022 - TUE

04/26

13:30 ~ 17:30

[2022/4/26開催] CCMS Webハンズオン: 2DMAT講習会

Web会議システム Webexを使用したWeb講習会

開催趣旨

2DMAT (https://www.pasums.issp.u-tokyo.ac.jp/2dmat/) は、実験データ解析を主目的とした汎用ソフトウェアで、探索アルゴリズムを適用して最適解を探すための数理フレームワークです。並列アルゴリズム実装を特徴としており、小型計算機からスーパーコンピュータまで、幅広い計算機で有用です。実験手法に合わせた順問題ソルバーを用意することで、多彩な実験解析に対応します。現状では、2次元物質構造解析むけ量子ビーム回折実験である、全反射高速陽電子回折実験(Total-reflection high-energy positron diffraction, TRHEPD,トレプト)、表面エックス線回折(Surface X-ray diffraction, SXRD)、低速電子回折(Low-energy electron diffraction, LEED)、を対象としています。探索アルゴリズムとしてNelder-Mead法、グリッド型探索法、ベイズ最適化、レプリカ交換モンテカルロ法、ポピュレーションアニーリングモンテカルロ法が実装されています。順問題ソルバーはユーザ自身で定義することもできるため、幅広い実験データ解析や他問題に活用することが可能です。特にモンテカルロ法は、ベイズ推定に基づき、実験データに含まれる不確かさ(uncertainty)を陽に扱うことができ、実験データ解析の共通基盤と言えます。この講習では、2DMATの基本的な使用方法を講義します。また、シミュレーションプログラムの多くが動作環境としているUNIXの基礎的な使い方ができる方を対象としています。

[バージョンアップ(Ver.1→Ver.2.1)における主な更新点]
順問題ソルバーにSXRD、LEEDを追加
逆問題ソルバーにポピュレーションアニーリングモンテカルロ法を追加

[講師・TA]
吉見 一慶 (東京大学 物性研究所)
本山 裕一 (東京大学 物性研究所)
井戸 康太 (東京大学 物性研究所)
望月 出海 (KEK 物質構造科学研究所低速陽電子実験施設)
星 健夫 (鳥取大学 工学部)

要事前登録 (定員に達し次第参加受付を締め切らせていただきます)
募集期限:2022/4/21(木) 17:00

開催要項

会場:
Web会議システム Webexを使用したWeb講習会
日時:
2022年4月26日 (火) 13:30 ~ 17:30
募集人数:
30人
参加費用:
無料

参加申し込み

申し込みは終了しました。

対象者

・UNIXでのファイル操作、編集、コマンドの実行などのUNIXの基礎的な操作が行える方
・並列計算、プログラミングの経験は問いません
・MateriApps LIVE!をインストールするPCを用意できる方
・Web会議システム Webexやチャットツール Slackにアクセスできる環境の方

※非居住者の方(日本に入国して6ヶ月が経過していない留学生、国内機関で雇用されていない研究者など)は、
スーパーコンピュータを使用した演習に参加できない可能性があります。あらかじめご了承ください。

※WebexやSlackの詳細については以下のページをご覧ください。
Webex公式ページ: https://www.webex.com/ja/index.html
Slack公式ページ: https://slack.com/intl/ja-jp/team-chat

プログラム

 
13:30 13:35 はじめに (鳥取大 星)
13:35 13:50 KEK物構研低速陽電子施設での2DMATの利用 (KEK 望月)
13:50 14:30 2DMATの説明 (東大物性研 本山)
14:30 14:40 休憩
14:40 15:30 MateriApps LIVE!を用いた使用方法の説明 (東大物性研 本山)
15:30 15:55 物性研スパコンを用いた使用方法の説明 (東大物性研 吉見)
15:55 16:00 今後の展望 (鳥取大 星)
16:00 17:30 自由演習時間 (希望者のみ)

注意点
・内容は予告なく変更する場合がございます。
・本講義は録画される予定です。録画された動画の一部は後日希望者に公開される可能性があります。あらかじめご了承ください。
・実習中に外部サイトからファイルをダウンロードしたり、外部ネットワークに接続する場合があります。講習会当日にアクセスするネットワーク環境にご注意ください。

事前準備

・Web講習会に関する準備
本Web講習会では、Web会議システム Webex Meetingsとチャットツール Slack を使います。
Webex Meetingsは以下のリンク先でテストをすることができますので、使われたことがない方は
あらかじめ試していただくことをお願いします。
https://www.webex.com/ja/test-meeting.html
WebexやSlackのアカウントを事前に作成する必要はございません。
詳細は講習会の申込締切後にメールにてお知らせいたします。

・講習会で使うファイルのダウンロードとインストール
MateriApps LIVE!等の講習会で使用するファイル/ソフトのダウンロード、及び各自のPCへのインストールをしてください。
ダウンロードURLやインストール方法は、講習会の申込締切後にメールにてお知らせいたします。

主催

東京大学物性研究所計算物質科学研究センター(ISSP-CCMS)

共催/協賛

鳥取大学先進機械電子システム研究センター
計算物質科学高度人材育成・産学マッチングプログラム

お問い合わせ

東京大学物性研究所計算物質科学研究センター(CCMS)
〒277-8581 千葉県柏市柏の葉 5-1-5
TEL 04(7136)3279 / FAX 04(7136)3441
email adm-ccms[at]issp.u-tokyo.ac.jp