2024 - MON

12/02

13:30 ~ 17:30

[2024/12/2開催] CCMSハンズオン: 2DMAT講習会

ハイブリッド開催(現地、オンライン参加可能)

現地会場/東京大学物性研究所, オンライン会場/Web会議システム Webex(詳細は申込登録後にご連絡します。)

開催趣旨

2DMAT (https://www.pasums.issp.u-tokyo.ac.jp/2dmat/) は、計測データ解析を主目的とし、逆問題型大域解析を実現する数理フレームワークです。並列アルゴリズム実装を特徴としており、小型計算機からスーパーコンピュータまで、高速かつ高信頼な解析が実現できます。実験手法に合わせた順問題ソルバーを用意することで、多彩な実験解析に対応します。現状では、2次元物質むけ量子ビーム回折実験が主対象ですが,順問題ソルバーはユーザ自身で定義することもできるため、幅広い実験データ解析や他問題に活用することが可能です。現在サポートされている実験は、以下です:全反射高速陽電子回折実験(Total-reflection high-energy positron diffraction, TRHEPD,トレプト)、反射高速電子回折実験(Reflection high-energy electron diffraction, RHEED),表面エックス線回折(Surface X-ray diffraction, SXRD)、低速電子回折(Low-energy electron diffraction, LEED)。また、低速陽電子回折(Low-energy positron diffraction, LEPD)、偏光全反射蛍光-X 線吸収微細構造(Polarization Dependent Fluorescent X-ray Absorption Fine Structure, PTRF-XAFS)についても近日中に実装する予定です。解析アルゴリズムとしてNelder-Mead法、グリッド型探索法、ベイズ最適化、レプリカ交換モンテカルロ法、ポピュレーションアニーリングモンテカルロ法が実装されています。特にモンテカルロ法は、ベイズ推定に基づき、実験データに含まれる不確かさ(uncertainty)を陽に扱うことができ、実験データ解析の共通基盤と言えます。この講習会では、2DMATの基本的な使用方法を講義します。なお、プログラムの多くが動作環境としているUNIXの基礎的な使い方ができる方を対象としています。

[講師・TA]
吉見 一慶 (東京大学 物性研究所)
青山 龍美(東大物性研)
本山 裕一 (東京大学 物性研究所)
井戸 康太 (東京大学 物性研究所)
星 健夫 (核融合研)
中野 陽斗 (鳥取大学/核融合研)

要事前登録 (定員に達し次第参加受付を締め切らせていただきます)
募集期限:2024/11/25(月) 17:00

開催要項

会場:
ハイブリッド開催(現地、オンライン参加可能)
住所:
現地会場/東京大学物性研究所, オンライン会場/Web会議システム Webex(詳細は申込登録後にご連絡します。)
日時:
2024年12月2日 (月) 13:30 ~ 17:30
募集人数(現地10人まで):
30人
参加費用:
無料

参加申し込み

申し込みは終了しました。

対象者

・UNIXでのファイル操作、編集、コマンドの実行などに慣れていることが望ましい
・並列計算、プログラミングの経験は問いません
・MateriApps LIVE!をインストールするPCを用意できる方
(Apple M1チップ搭載のMacでは、VirtualBoxではなくdockerを用います。)
・Web会議システム Webexやチャットツール Slackにアクセスできる環境の方

※非居住者の方(日本に入国して6ヶ月が経過していない留学生、国内機関で雇用されていない研究者など)、
特定類型に該当する居住者の方は、スーパーコンピュータを使用した演習に参加できない可能性があります。
あらかじめご了承ください。

※WebexやSlackの詳細については以下のページをご覧ください。
Webex公式ページ: https://www.webex.com/ja/index.html
Slack公式ページ: https://slack.com/intl/ja-jp/team-chat

プログラム

 
13:30 13:50 2DMATによる計測データ解析の概要と事例紹介 (核融合研 星)
13:50 14:30 2DMATの説明 (東大物性研 青山)
14:30 14:40 休憩
14:40 15:30 MateriApps LIVE!を用いた使用方法の説明 (東大物性研 本山)
15:30 15:55 物性研スパコンを用いた使用方法の説明 (東大物性研 吉見)
15:55 16:00 今後の展望 (核融合研 星)
16:00 17:30 自由演習時間 (希望者のみ)

注意点
・内容は予告なく変更する場合がございます。
・本講義は録画される予定です。録画された動画の一部は後日希望者に公開される可能性があります。あらかじめご了承ください。
・実習中に外部サイトからファイルをダウンロードしたり、外部ネットワークに接続する場合があります。講習会当日にアクセスするネットワーク環境にご注意ください。

事前準備

・講習会に関する準備
本講習会では、Web会議システム Webex Meetingsとチャットツール Slack (フリープラン)を使います。
Webex Meetingsは以下のリンク先でテストをすることができますので、使われたことがない方は
あらかじめ試していただくことをお願いします。
https://www.webex.com/ja/test-meeting.html
WebexやSlackのアカウントを事前に作成する必要はございません。
詳細は講習会の申込締切後にメールにてお知らせいたします。

・講習会で使うファイルのダウンロードとインストール
MateriApps LIVE!等の講習会で使用するファイル/ソフトのダウンロード、及び各自のPCへのインストールをしてください。
ダウンロードURLやインストール方法は、講習会の申込締切後にメールにてお知らせいたします。

主催

東京大学物性研究所計算物質科学研究センター(ISSP-CCMS)

共催/協賛

計算物質科学高度人材育成・産学マッチングプログラム
東京大学物性研究所 物質設計評価施設 大型計算機室

お問い合わせ

東京大学物性研究所計算物質科学研究センター(CCMS)
〒277-8581 千葉県柏市柏の葉 5-1-5
TEL 04(7136)3279 / FAX 04(7136)3441
email adm-ccms[at]issp.u-tokyo.ac.jp