2019 - FRI

03/01

13:30 ~ 17:00

CCMSハンズオン: RESPACK講習会 (TIA“かけはし”連携講座)

東京大学柏の葉キャンパス駅前サテライト205号室

開催趣旨

RESPACK は物質の相互作用パラメータを評価する第一原理計算ソフトウェアであり, 最局在ワニエ関数, RPA応答関数, 周波数依存電子間相互作用パラメータが計算可能です。ノルム保存型擬ポテンシャル+平面波基底を用いるバンド計算に対応しており, xTAPP および Quantum ESPRESSO に関して, バンド計算出力から RESPACK 入力への自動生成スクリプトが用意されています。金属, 半導体, 遷移金属化合物, 有機化合物など広範な物質群に対して計算実績があります。OpenMP / MPI に対応しており, 研究室の計算機環境や物性研システムBで利用可能です。

今回の講習会では,RESPACKによる上記の物理量の計算に興味をお持ちの方を対象として,ソフトウェアの概要と基本的な使い方についての講義,MateriApps LIVE!を用いた実習を行います。量子格子模型との接続についての実習も行います。また、物性研スパコンを用いた演習も行う予定です。実験の方・大学院生の参加も歓迎します。

RESPACKのより詳細な情報は以下のページご覧ください。

https://ma.issp.u-tokyo.ac.jp/app/767

講師:
中村和磨 (九州工業大学大学院工学研究院基礎科学研究系)
吉見一慶 (東京大学物性研究所)
三澤貴宏 (東京大学物性研究所)

締切: 2/22(金)

開催要項

会場:
東京大学柏の葉キャンパス駅前サテライト205号室
日時:
2019年3月1日 (金) 13:30 ~ 17:00
定員:
8人

参加申し込み

申し込みは終了しました。

対象者

・RESPACKを用いた物質の相互作用パラメータ評価に興味のある方

・UNIXでのファイル操作、編集、コマンドの実行等に慣れていることが望ましい

・並列計算、プログラミングの経験は問いません

・RESPACKで計算したい物質について相談したい方

プログラム

13:30-14:00: RESPACKの概要

14:00-14:30: MateriApps LIVE!のインストール・RESPACKの実行 (実習)

休憩

14:45-15:30 RESPACKを用いた演習I : RESPACKの基本的な使い方

15:30-16:00 RESPACKを用いた演習II : RESPACKの物性研スパコンでの実習

16:00-17:00 RESPACKを用いた演習III :量子格子模型ソルバーとの接続

事前準備

実習はMateriApps LIVE! (http://ma.cms-initiative.jp/ja/aboutus/try_apps/o05upl を用いて行います。ノートパソコン(Mac OS X, Linux, Windowsなど)をご持参下さい。または、実習のためのノートパソコンを貸し出すことも可能ですので、希望する方はご連絡下さい。

お手持ちのノートPCを使用する場合は、あらかじめ VirtualBox のホームページ https://www.virtualbox.org/wiki/Downloads から、ご使用の OS (Windows, Mac OSなど)に応じたファイルをダウンロードし、インストールしておいてください。また、MateriApps LIVE! (http://ma.cms-initiative.jp/ja/aboutus/try_apps/o05upl ) もダウンロードしておいて頂けるとスムーズに演習問題に取り込むことができます。

VirtualBox, MateriApps Live!の インストール方法は以下のページを参考にしてください。http://pcoms.issp.u-tokyo.ac.jp/misc/installmateriapslive/at_download/file インストールが事前にうまくいかない場合は, お問合わせ頂くか、演習当日に早めにきて頂ければ対応することができます。

主催

東京大学物性研究所計算物質科学研究センター(ISSP-CCMS)

共催/協賛

TIAかけはし「計算と計測のデータ同化による革新的物質材料解析手法の調査」(東大、NIMS、筑波大、KEK)

その他

講義資料 20190301-upload-KN
MA Live!の導入方法 MALive
スパコンでの使用方法   RESPACK2018_スパコン

Tips:

  • MALive!での日本語キーボードの使用方法:  setxkbmap –layout jp
  • QEのsample file でdiagonalization = “cg”の” “が抜けているときがあるので注意 [要修正]

お問い合わせ

東京大学物性研究所計算物質科学研究センター(CCMS)
〒277-8581 千葉県柏市柏の葉 5-1-5
TEL 04(7136)3279 / FAX 04(7136)3441
email adm-office[at]cms-initiative.jp